ホーム>平成26年度 第2回 山梨県富士・東部地域リハビリテーション研修会・相談会 報告
平成26年11月7日(金)、平成26年度 第2回 山梨県富士・東部地域リハビリテーション研修会・相談会を、都留市の山梨県立男女共同参画推進センター ぴゅあ富士 大研修室にて開催しました。

今回の研修会では、ツル虎ノ門外科・リハビリテーション病院で理学療法士として勤務している和田国明氏を招き、『現場で使えるトランスファーのコツ 応用編』というテーマで、講義及び実技研修を行いました。

8月に富士河口湖町にて同じテーマで開催したこともあり、当日は富士・東部圏域の、特に都留市の近隣市町村において、保健・医療・福祉領域に従事する介護支援専門員、介護員、ヘルパー、保健師等、計34名が参加し、充実した研修会となりました。

本研修会では昨年度に開催いたしました、「トランスファーのコツ 応用編」の内容を受け、対象の方が身体状況を実際に体験し、介助にどのように活用していけばよいのかを検討していきました。長下肢装具や短下肢装具を実際に装着し、足関節や膝関節に制限を加えた状態で、立ち上がりの体験をして頂くことにより、代償運動を見極め、対象者の体の動きの特徴をつかみ、介助に生かす視点を体験しながら養いました。参加者からは「装具を装着したことで、対象者が日頃感じている不自由さやもどかしさを実際に感じることが出来て良かった」、「腋下介助を実際に体験すると、介助方法で感じ方が異なることが分かった」との声が聞かれました。

本研修会は、参加者の方々に実際に体験して頂く事により、介助方法を実感し、身に付けて頂けるように支援しております。実技の場では、運営委員が直接、介助方法をお伝えさせて頂くことで、日頃から感じている質問・疑問も併せて解決しながら、より良い方法を参加者の方々と共に考えていく事としております。
広域支援センターは常設相談窓口に加え、研修会終了後には相談窓口を設置しております。頂いた相談内容を今後はフォローアップという形で支援していきたいと考えております。

地域リハビリテーション広域支援センターでは、今年度は本研修会を含め、医療介護従事者向けて、年に3回の研修会を企画しております。皆様の所属事業所等に近い場所で研修会を開催できるよう、今後も検討してまいりたいと思います。
今後も研修会・相談事業を通して、保健・医療・福祉に携わる方々にこの事業を周知し、地域リハビリテーションの質の向上に努めていきたいと考えております。