ホーム>平成26年度 第3回 山梨県富士・東部地域リハビリテーション研修会・相談会 報告

平成27年2月13日(金)、平成26年度 第3回 山梨県富士・東部地域リハビリテーション研修会・相談会を、都留市保健福祉センター いきいきプラザ都留 研修室にて開催しました。
今回の研修会では、ツル虎ノ門外科・リハビリテーション病院で作業療法士として勤務している大胡田匡詞氏を招き、『医療・介護連携 〜退院後その人らしく生活するための支援づくり〜』というテーマで、講義及び実技研修を行いました。
当日は参加募集30名のところ、45名を超える、保健・医療・福祉領域に従事する介護支援専門員、介護福祉士、リハビリスタッフ、保健師など、他職種が参加し、充実した研修会となりました。
本研修会では、最初に、山梨県長寿社会課の貫井信幸氏により、医療介護連携の重要性についてお話を頂き、今後、自分自身がどのように暮らしたいかを発信する「私の暮らしシート」について、ご紹介を頂きました。


講師の大胡田氏からは、医療・介護・予防・生活支援等を一体的に提供するためには、保健・医療・福祉領域に従事する職員の切れ目のない連携をしていく必要があることが、事例や統計を通して、提言されました。
研修会後半には、事例を通して保健・医療・福祉領域の各職種がどのような情報を欲しいと感じているのか、情報発信していく必要があるのかを意見交換しました。「対象者の生活の場が変わる時だけでなく、切れ目のない情報交換と情報共有が必要ではないか」といった意見が聞かれました。
参加者からは、「様々な職種によって、感じ方や考え方が変わることを、研修会に参加したことにより知ることが出来て良かった」、「顔の見える連携が必要だと感じた」といった感想を頂きました。

地域リハビリテーション広域支援センターは常設相談窓口に加え、研修会終了後には相談窓口を設置しております。頂いた相談内容を今後はフォローアップという形で支援していきたいと考えております。
地域リハビリテーション広域支援センターでは、今年度は本研修会を含め、医療介護従事者向けて、3回の研修会を企画・開催いたしました。皆様の所属事業所等に近い場所で、地域の現状に合った研修会を開催できるよう、今後も企画・検討してまいりたいと思います。


今後も研修会・相談事業を通して、保健・医療・福祉に携わる方々にこの事業を周知し、地域リハビリテーションの質の向上に努めていきたいと考えております。