研修を振り返って 中 正剛
早いもので御殿場に来て、丸3年となります。地元は神奈川県・厚木市ですが、先輩医師の勧めがあり現在は当院で仕事をさせて頂いております。
この病院には、整形外科研修医という身分で入職しており、まだまだ学ぶべきことが多いと日々実感しながら仕事に励んでいます。
病院での日常はなかなか忙しく、外来で診療をしている最中にも別の患者さんが救急車で運ばれてくる事も多くあり、その方の診療を優先して行う場合には、予約通りに来院されている患者さんをお待たせしてしまう事もたびたびで、申し訳なく思っています。
そのような慌ただしさのなかで、まわりのスタッフにいつも助けられ、時には患者さんにもご協力頂いて、なんとか仕事をしている状態です。
仕事をしているなかで一番嬉しく感じるのは、患者さんに「中先生に診てもらえて良かった」と、言って頂ける時です。医師の仕事の目的は主に病気・怪我を治すことなので「病気・怪我が治って良かった」と、思って頂けるだけでも充分なのですが、「“ あなた”に治療してもらって良かった」という表現を頂けるのは、医師としてはもちろんのこと、一人の人間としてもやはり嬉しいものです。
今後もより多くの患者さんにそう感じてもらえるよう、医師として腕を磨いていくとともに、人格も磨いていけるよう精進してゆきたいと考えております。
最後に私事で恐縮ではありますが、3月末で当院での仕事を終え、4月からは厚木に戻り診療を行っていく予定です。
私が何とか今日に至る事が出来たのも、私に係わって頂いたすべての方のおかげと感謝しております。本当にありがとうございました。 |