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土田 隼太郎

平成14年 浜松医科大学 医学部 卒業
日本整形外科学会専門医
日本整形外科認定病学会脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
日本脊椎脊髄神経手術手技学会会員
日本内視鏡低侵襲脊椎外科学会会員




 腰痛・下肢痛や首・肩・うでの痛みしびれ、歩行困難や手の使いづらさなどでお困りの方は多いと思います。
 当センターでは、
  @原因の診断
  A適切な治療法の選択
  B再発予防

 という一連の流れで治療を考えていきます。

@ 原因の診断
 たとえば腰痛でも年齢や性別、仕事内容、スポーツ習慣の有無、筋肉量や柔軟性の程度によって原因は千差万別です。これはレントゲンやCT、MRIなどの画像診断だけではわからない部分が多く、時間をかけて問診を行うことが重要です。その上で必要な画像撮影を行い、原因を突き止めて診断を行います。

A 適切な治療法の選択
 まず、内服や理学療法(リハビリテーション)、神経ブロック、東洋医学治療(鍼灸)などの保存療法を行い、改善がない場合にはじめて手術を検討します。手術方法も種々ありますが、骨の強さや仕事内容、スポーツなどを考慮して相談しながら選択していきます。最新の内視鏡手術(PED:後述)では、わずか8ー9mmの切開で直径7−8oのカメラを用いての手術が可能です。術後も早ければ2−3日での退院も可能となってきています。

PED(Percutaneous Endoscopic Discectomy)
この手術を行っている病院は静岡県東部地域はもとより、県内の範囲を超え、国内でも数えるほどしかありません。
PEDについて

B 再発予防
 症状が改善すると元の活動に復帰していくわけですが、症状が出たもともとの原因がある場合が多く、原因を考えた上での再発予防の意識を持ってもらうことが大切です。筋力が低く柔軟性が低下している場合は、ストレッチと筋力トレーニングの習慣を。仕事環境で姿勢が悪くなっている場合は、パソコンモニター高さの適正化や椅子の変更など環境整備を。重労働が多い場合は、作業動作の改善やコルセットの使用などをアドバイスし、再発予防に努めていきます。

@ABの内容から、治療は一人ひとり異なる“オーダーメイド”であることがお分かりいただけると思います。



 当センターでは、医師と患者さんに上下関係はありません。治療というものは、医者が治療を与えるわけでもなく、患者さんが注文するわけでもありません。医者と患者さんの関係は、痛み・しびれや運動障害というものに対して、ともに向かっていくパートナーと考えています。お互いのコミュニケーションを通して原因を突き止め、数多くの治療法の中から最適なものを選択し、ともに治療を行っていくのです。病院に来て診察室に入ると、どうしても緊張してしまう方もおられると思いますが、十分なコミュニケーションは最適な治療法を決める上でとても大事です。できるだけリラックスして会話ができるよう努めています。